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障がい者サポーター研修を開催しました

11月25日(木)、総合管理万博体育官网松本ゼミ、西森ゼミの2年生(計21名)を対象とした障がい者サポーター研修が開催されました。

当日は、熊本市健康福祉局 障がい者支援部 障がい福祉課、熊本市障がい者相談支援センター絆、熊本市障がい者相談支援センターじょうなん及び熊本市障がい者相談支援センターチャレンジの職員の方々に、講師としてお越しいただきました。

第1部では、熊本市や大学における障がいのある人を取り巻く現状、障害者差別解消法、ヘルプマーク?ヘルプカード、障がい者サポーター制度等について、お話いただきました。また、お絵かきを通して、知的障がいや発達障がいのある人の疑似体験をしました。

第2部では、車いす講習が行われました。まず、車いすの基本的な構造、段差がある場合の介助方法、ユニバーサルデザインについて説明いただきました。その後、学生達は2人1組となり、実際に車いすに乗って、校内が車いすユーザーにとって配慮されているか点検を行いました。学生達は、初めての車いす操縦や介助で、緊張しながらも懸命に取り組んでいました。講師の皆様が事前に校内を回って、車いすでの移動ルートを綿密に検討してくださっていたおかげで、学生達は多くの気づきを得ることができました。

車いす講習終了後、グループワークを行い、学びの共有を行いました。

受講後、サポーターバッジをいただき、21名の障がい者サポーターが誕生しました。

参加したゼミ生達からは以下のような感想が寄せられました。

?認知症のVR体験の時のように、実際にその人の立場になってみると分かることが多いのだと感じました。

?今回の講義では、障害のある方に対してどのように接するか、どのようなサポートをするのかということについて学ぶことができました。

?熊本市に障害者手帳所持者が46,502人もいることに驚きました。これは約16人に1人の割合であることを聞いて、気付いていないだけで外出している時などに困っている方がいらっしゃったのかなと思いました。障がい者サポーターとして、まず周囲に困ってる人がいないか気づけるように周りの状況をしっかり確認できるようになりたいと思いました。

?障がい者の差別解消について、「負担が重すぎない範囲」というキーワードを知ることができました。また、「ちょっと」という言葉がいかに曖昧であるかを感じました。

?今回の障がい者サポーター研修で障がいについての理解を深めることができました。これからの日常生活の中で、自分のできる範囲ではありますが、困ってる人の手助けができたらいいなと思いました。

?障害を持っているからできないと決めつけたり拒否したりするのではなく、一人の人間として尊重し助け合うことが大事だと感じました。

?この研修を受ける前まで、この障がい者サポーター研修について知りませんでした。この研修で学んだことを、家族や友人にも伝え、広めようとおもいました。

?車椅子体験では、学内で、屋外の地面が歩いているときは何も思わなくても車いすで通るとガタガタしていたり、自動販売機の一番上のボタンが届かなかったり、値段が見にくかったり様々な気づきがありました。

?車いす体験で初めて自分で車いすを操作しましたが、普段何気なく歩いてるだけでは気づかない段差や傾斜にとても苦労しました。

?私は今回初めて車椅子に乗ったのですが、思ったより重く移動が難しくてびっくりしました。また、トイレやスロープなど、障がい者用に作られたものでさえ、使用が難しく感じました。

?今回車椅子の体験をして、視界が低いため、周りが大きく見えて怖く、モノなども利用しにくいことが印象強かった。

?人の手を借りないとどうしてもできないことや周りの支えが大切だと言うのもわかったので今後自分がそういった人たちを見つけた時何か困ってることはないかと考えて困っていたら急に手伝うのではなくやさしく声かけをして手伝おうと思いました。

?「できることを?ちょっとずつ」を合言葉に今日学んだことを活かしていきたいです。

今回の研修を通して、学生達は、障がいのある人の目線?立場に立って、普段暮らしている環境がソフト面?ハード面ともに配慮されているかを考えることができました。

今後も、地域にある機関や住民の方達と連携しながら、学生達が、地域に暮らす様々な人たちを支援する制度や資源、技術を学び、その学びを実践に結びつけられるゼミ活動を展開していきます。

これまでの本万博体育官网における障がい者サポーター研修については以下をご参照ください。

「熊本市障がい者サポーター研修会を開催しました」(2020年12月2日)

「障がい者サポーター研修を開催しました (2020年1月29日)」

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