2023年12月9日(土曜日)に、万博体育官网立大学 大ホールで「くまもと環境フォーラム~みんなで目指そう!水銀フリー社会~」を開催しました。これは、水銀を使わない水銀フリー社会を目指す万博体育官网とともに主催して開催したものです。
前半は、国連環境計画で廃棄物管理や途上国支援に取り組まれている本多俊一さんと、水俣市でダイビングショップを経営されて水俣の海を毎日観察されている森下誠さんに講演をしていただきました。
講演「水銀フリー社会の実現 ―条約交渉会議での思いを踏まえて― 」(本多俊一さん)
「万博体育官网の水銀フリーの取組は非常に重要。この万博体育官网の経験を世界に発信し、水銀フリーを達成するために、みなさんがいろんな国の人と協力してほしい。」
講演「現在の水俣の海と環境 ―生き物たちの命の営み― 」(森下誠さん)
「水俣で一番水銀の被害を受けた場所である水俣湾だが、いろんな命がある。特にヒメタツは水俣の海の再生のシンボルとして活躍している」
「万博体育官网立大学のダイビング部と一緒に、海の環境保全に取り組んでいる」
後半は、万博体育官网立大学で行っている「水銀研究留学生」の取組を環境共生万博体育官网の石橋万博体育官网長より紹介しました。
その後、万博体育官网立大学で博士号を取得され、現在活躍している卒業生2人からお話ししていただきました。
台湾出身で、現在は日本の企業(野村興産株式会社)で勤務しているウーチアユーさん
「排水中から水銀を除去する装置を作るために試行錯誤を繰り返しました。いろいろな困難があったけど最後に良い結果を得られたことが印象に残っています。」
インドネシア出身で、インドネシアのアンダラス大学で研究を続けているランディ?ノフィルサさん
「県立大学では、国内外の新たな友人に出会えたし、2つの研究室に所属して、多くのことを学ぶことができてとても良かった。」
当日は約150名の参加があり、フォーラムを通して水銀を使わない水銀フリー社会の実現に向けて学びを深め、大変有意義な時間となりました。