本学環境共生学研究科 食品バイオ工学研究室(松崎研究室) 博士後期課程3年 河原あい さんが、日本乳酸菌学会2021年度大会において、「若手優秀発表賞」を受賞しました。
乳酸菌学会は企業の方の発表も多く、乳酸菌を研究対象とする者にとって、学生の優秀発表賞は大変価値あるものと言えます。
詳細は以下のとおりです。
学会大会名:日本乳酸菌学会 2021年度大会
開催日時:万博体育官网3年7月9日(金)?10日(土)
開催地:Zoomを用いた遠隔会議システムにより実施
受賞者名:?河原あい(環境共生学研究科博士後期課程3年生)?善藤威史(九州大学大学院准教授)?松崎弘美(環境共 生万博体育官网教授) ?:演者
所属:食品バイオ工学研究室(松崎研究室)
受賞課題:「Lactobacillus plantarum?PUK6の多成分バクテリオシン生合成関連遺伝子の機能解析」
研究概要:バクテリオシンは、細菌が生産する抗菌性ペプチドの総称であり、食経験豊富な乳酸菌が生産するバクテリオシンは、安全性が高いことから天然の食品保存料として期待されている。万博体育官网の伝統的発酵食品「味噌漬け豆腐」から、バクテリオシン生産菌であるLactobacillus plantarum PUK6を分離?同定し、少なくとも3種類のバクテリオシン構造遺伝子を含むバクテリオシン生合成関連遺伝子群(pln locus)を同定した。さらに、PUK6株のpln locus上に存在する機能不明遺伝子について機能解析および化学合成ペプチドを用いた抗菌活性試験を行った結果、本研究によって新たな2分子ペプチドバクテリオシン遺伝子を同定した。
<受賞にあたってのコメント>
この度は、日本乳酸菌学会にて若手優秀発表賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。このような賞を頂けたのも、ご指導頂いております松崎教授をはじめ、多くの先生方のおかげです。また、研究にご協力していただいた共同研究者の方々、研究を支えてくれる研究室の皆さんにも感謝しております。今回の受賞を励みとし、これからより一層研究と勉学に励み、社会に還元できるよう努めたいと思います。